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考察その13 - 金字について - [考察]

(2010年5月23日のmixi日記 より)



【金字について】



今回の結論はギャグみたいですw
でも、本人は至って真面目に考えたんですよ!





「ゲームの答えを知った者にしか使えません。答えを知っていれば、ゲームマスターでなくても使えます」
- EP5真相解明読本 巻末インタビューより -







以前私は、
赤字はゲーム盤上の真実であるのに対して、
金字とはゲーム盤を作る上での前提ではないかと考察しました。

考察その7
「金蔵遺言説の矛盾について」
http://usarabi-umineko.blog.so-net.ne.jp/2010-04-24_2



これに修正を加えます。



修正を加えるきっかけになったのはEP6のこの金字。

そなたが魔法にて、伏せたカップの中に黄金の花びらを生み出した。見事な魔法であったぞ。



正直びっくりしました。


なぜ姉ベアトが金字を?
彼女はゲームマスターではない。。
しかも、EP6から出てきたキャラなのに、どうしてゲームの答えを知っているのか?


加えて、金字の内容にも違和感を覚えました。
EP5で戦人が使った金字とは少し性質が違う、と感じたのです。


戦人の金字は、場を切り裂く決定的な鋭い真実。
姉ベアトの金字は、妹ベアトの優しい魔法を守る真実。



「金字」=ゲーム盤を作る上での前提
という定義にはどちらも反さないかもしれません。
(私自身も妹ベアトの魔法は本物だと思っていますし)
ただ、姉ベアトの金字の内容は魔法を理解するポイントを押さえてはいても、
ゲームを理解した証である、とまでは言えないように思えました。
「前提」という定義だけでは金字を表わし尽くせないと感じたのです。




そこで、まず、
「なぜ姉ベアトが金字を使えたのか?」
を先に考えてみることにしました。



姉ベアトは妹ベアトが魔法をかけている時に

「それは、………かつて真里亞にキャンディーを与えたのと、同じ魔法。」

と言っています。


ここから、真里亞と遊んでいたベアトリーチェは、
姉ベアトだったのではないかと予想をしました。

ベアトリーチェはミルクポットの影にミニカーを仕掛けたりなどの
「不確実な悪戯」を好んだという記述がEP4でありますが、
それがEP6の姉ベアトの
「一見ただの悪戯に見える魔法」である鍵開けと似ていることも理由の一つです。







さて、突然ですが。
ここでEP4の親族会議時のこの場面を思い出してみます。

「だがな、真里亞ちゃんはこう言ったんやろ?お祖父様がやって来て、傘を渡してくれた、と。」
「えぇ、そう言ったわ。お祖父様から直接受け取ったとはっきり言ったわ。」



これ、変、ですよね。。


1986年の親族会議時には金蔵は死んでいるのです。
傘を渡せるはずがありません。

そして、EP1~3までは一貫して、
真里亞がベアトリーチェから傘や手紙をもらう描写がありました。


なぜEP4だけ金蔵の名前を出すのでしょうか?
ゲームを撹乱したいゲームマスター(ベアトリーチェ)が意図的にその部分を作り変えたのでしょうか?



いえ、私はこう思います。

真里亞はEP4でもベアトリーチェから傘をもらっていたのです。
端的に言うと、
EP4の真里亞はベアトリーチェを金蔵だと思っていた、もしくはベアトリーチェが金蔵だと知っていたのではないかと思うのです。
だから、ベアトリーチェからもらったと言わずに、金蔵からもらったと言ったのでは、と。



実は、この考えは推理を始めた当初から持っていました。
自分でもあまり気付いていませんでしたが、かなり重要な金蔵遺言説の土台となっています………と話がそれました。
すみません。



真里亞はベアトリーチェ=金蔵だと思っている。
それは、即ち、真里亞と遊んでいたのは金蔵ということであり、つまり、姉ベアト=金蔵ということになります。




ただし、金蔵は1986年の親族会議時にはすでに死んでいるので、
真里亞に傘を渡したのはもちろん金蔵ではありません。
なので、真里亞は金蔵からもらったと「勘違い」したことになります。

ベアトリーチェがそこにいたと真里亞にわかってもらえるように、
使用人の誰か(私の考えでは紗音)が傘を置いて行ったのではないでしょうか。
それを見た真里亞は直接ベアトリーチェに会わずとも、その姿が見えなくとも、
ベアトリーチェがそこに「い」るとわかったのです。


もしかすると、金蔵と真里亞は顔を合わせずに交流することが多かったのかもしれませんね。
だから、ベアトリーチェが目に見えたのかどうかは、
真里亞にとってはそれほど問題ではなかったのかもしれません。
顔が見えなくても確かにそこに「い」て、真里亞を支えてくれていたのだから。。



と思うのは私がそう信じたいからなわけですが、
ベアトリーチェ=金蔵オンリーというわけではやはりないでしょう。
使用人の協力もあって金蔵が真里亞と交流できていたと考えるのが自然です。


ただ、ひとまずは、姉ベアトの最大要素は金蔵であったと仮定させていただきます。





こうして、違うアプローチながらも、
姉ベアトは金蔵の想いが強く顕現された存在ではないかという私の以前の考察と同じところに辿り着きました。

考察その11
「EP6の主題について」
http://usarabi-umineko.blog.so-net.ne.jp/2010-04-28-3


そして、EP5の戦人の
この死体が右代宮金蔵の死体であると保証する…!!
という金字。







金字に関するパーツが全て金蔵に関連したものであることに気がつきました。










結論です。

「金字」=金蔵の言葉

ではないかと今では考えています。



金字の「金」は金蔵の「金」ですねw

ダジャレかよwww



と、ふざけて書いていても仕方がないので、もう少し詳細を。



まず、金蔵の遺言が大元にあるという考えは今までと変わりません。
そこに紗音の想いがのせられてゲーム盤が作成されました。
イメージ的に、ボス→紗音、大ボス→金蔵、みたいな感じです。


金蔵の遺言が大元ですので、金蔵が死んでいることは絶対条件です。
ですから、

この死体が右代宮金蔵の死体であると保証する…!!

というのは金蔵の意思ですね。


また、

そなたが魔法にて、伏せたカップの中に黄金の花びらを生み出した。見事な魔法であったぞ。

というのは、
金蔵と真里亞の思い出を守る意味があったのではないかと思うのです。


最後に、

なぜゲームマスターならば金字が使えるのかは、
ゲーム盤が金蔵の遺言から成り立っていることを知っているから。
ゲームの答えを知っている者ならば使えるというのは、つまり、その前提を知っているからということではないかと思います。







おそらく、、
この考えは、私が金蔵遺言説を持っていたから出てきたものです。
そうではない方にはあまり同意していただけないとは思います。。


ただ、自分の考えた帰結として文章にさせていただきましたことをご了承ください。



それでは。



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